
仙台協立は、宮城県仙台市の定禅寺通の市役所建替え・歩道拡張による大きな更新を“通り全体の価値向上”の好機と捉え、1階に人気店「おむすび東雲」を誘致し、通りの景色を整える取り組みを加速する。
定禅寺通らしいまちづくりへの思いや取り組み

定禅寺通は、市役所建替えや遊歩道化・車道削減、県民会館移転、黒ビル建て替え、国の脱炭素先行地域に選定されるなど、街路空間と歩行者体験が大きく変わる大転換期にあるという。
仙台協立は、欅並木が美しい仙台の象徴的な通りが、工事後にいかに魅力的な場所として多くの人が訪れる場所となるかが、仙台の街全体にとっても非常に重要であると考えている。そこで今回、人気店「おむすび東雲」を誘致し、路面出店を決定した。

これとあわせて、欅並木と調和する外観・開口の店舗設計を、オーナー×テナントで共同実施。店と道路の境を曖昧にし、工事後の拡張された歩道空間(テラス席など)との一体的な利用を目指す。

また、通り全体の価値向上を目指して、ビルオーナー間の連携を強化。年度内の「ビルオーナー会」発足も見据えた組織的な連携を強化することで、景観・店舗誘致・歩道活用といった活動を推進し、通りの魅力加速に継続的に貢献する。
さらに、「定禅寺通らしい」店舗誘致の実現を目指し、工事完了後の歩道の使い方を見据え、日常の回遊を促す人気店の誘致を加速。空室とのマッチングを含め、通り全体の魅力を作り上げる戦略的な店舗誘致を推進する。
そして今後も、この設計・実装で終わらず、「定禅寺通らしい」景観と歩道の有効活用に向けた取り組みを加速するという。
ビルオーナーと共創パートナーによる推進体制

仙台協立はこれまで、定禅寺ヒルズ内にイノベーションプラットフォーム「IDOBA」を設け、「100年先の仙台を見据えた人づくり」を掲げる雑談会議と共創するなど、定禅寺通に事業と文化を集積させる取り組みを進めてきた。今回はその延長として、1階の見え方を欅並木の景観に合わせて整え、ビル単体の最適化を越えて通り全体の価値向上を目指している。
仙台協立は、1階の店づくり方針、定禅寺通ビルオーナー間の連携推進、エリア価値向上戦略を担当。共創パートナーの雑談会議は、まちづくり加速への戦略的支援・コンサルティング、魅力的なテナント誘致支援、イベント企画・運営、プロジェクト伴走を担当し、実装事例として、「おむすび東雲」の外観や開口の共同設計への参画、歩道の活用も見据えた店舗運営を行っている。
仙台協立は、「(前略)仙台の様々な文化が根付く象徴的なこの通りが、工事後も賑やかな状態になることを目指して、弊社が所有する定禅寺ヒルズに、この度人気店『おむすび東雲』を誘致しました。欅並木と調和する“1階の見え方”を一緒に整え、次なる魅力的な店舗のリーシングなど『定禅寺通らしい』通りづくりを共に進めることで、工事後の定禅寺通を更に魅力的な景色にしていきます」とコメント。

雑談会議 代表取締役・齋藤孝志氏
雑談会議は、「(前略)定禅寺通には、光のページェントやJAZZフェスなどの歴史的な文化が残っており、仙台を象徴する場所です。ここに『おむすび東雲』のような地元発の魅力的な事業を増やし、両者を共に大切に育むことで、仙台の街を魅力的な街として構成に引き継いでいく役割があると思います。こうした事業と文化を醸成していくための一つのきっかけとして、オーナーとテナントの対話設計を担うとともに、市民参加型のイベントを継続的に実施し、通りを文化創造のプラットフォームとして育てていきます」とコメントしている。
「おむすび東雲」について

「おむすび東雲」には、毎日7:00の開店に合わせて長蛇の列ができるという。旧店舗は青葉区本町1丁目に位置していたが、ビルの老朽化に伴い移転。新店舗を、現店舗比約2倍の定禅寺ヒルズ1Fに、1月18日(日)にオープン予定だ。朝はおむすびの販売、昼はコーヒースタンドとして営業、4月からは夜営業も開始する予定だという。

左から、おむすび東雲 店主・赤羽根氏、仙台協立 氏家
店主の赤羽根凱氏は、「当店では『地域の魅力的なモノとヒトを発信する』をコンセプトにおむすびを通して、街に根ざした商いを続けて参りました。2026年からは定禅寺通りに移転致します。仙台を象徴するこの通りで当店が賑わいの拠点となり、街の色が感じられる場所づくりを進めて参ります(後略)」とコメントしている。
仙台協立が取り組む、定禅寺通の魅力向上を目指すまちづくりに注目してみては。
■おむすび東雲
所在地:宮城県仙台市青葉区国分町3丁目3-1 定禅寺ヒルズ 1F(路面)
営業時間:朝(おむすび)7:00~13:00、昼(コーヒースタンド)8:00~15:00、夜(4月開始予定)17:00~22:00
※営業時間・開始時期は変更の可能性がある
(yukari)